木材の熱伝導率は、鉄の200分の1、コンクリートの4分の1と、断熱性に優れており、調湿能力も4寸×4寸(12センチ角)×3メートルの柱一本で、一升瓶1本分以上の水分を出し入れできます。その為、年間通して湿度の高い福井県において、その能力を発揮し、湿気や水分を吸収し、結露を防いでくれます。
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最近では、構造体(柱、桁)に集成材を使用している住宅が増えてきました。確かに新築当初の強度は高く、狂いも少ないので桁に使用するのに最適なようにも思われます。
しかし、年間通じて湿度の高い福井の風土には合っているのでしょうか? |
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以前にリフォームを手がけた家では、20年前に施工した床に使われていた化粧用集成材は、木と木がぱっくり剥がれてしまっていました。
構造用集成材は、今は接着剤も改良され、いい物が出てきているようではありますが、あの化粧用集成材を見て以来、構造体には集成材は使用できないと考えています。
実際に構造用集成材の施工上の注意には、「雨天時の建前は避ける」など、雨水に弱い旨が書いてあります。
年間を通じて晴れた日の少ない福井の天候では扱いにくいものではないかと思います。 |
大森建築では、家づくりに良いと思われるものは新しいものでも積極的に取り入れ、古き良き物も残しながら、新築・リフォームなどを施工しています。
当社は地域密着で展開している為、大々的な広告も打てないので地味な印象かもしれませんが、純粋に家づくりに携わった人件費と材料費のみのクリアな見積もりでさせてもらっています。
このホームページのトップにもあるように、「あなたと考える、住まいづくり」をモットーに、お客様の思いを最大限に生かし、大工・設計士としての目線を取り入れた、良い住まい作りが出来るように、日々精進していく次第です。 |